料理と映画・小説・漫画
こんな世界になってくると、自宅時間が多くなるので、当然ながら、料理にハマる人達が急増しているようだ。かく謂う私も、朝と昼は基本的に自分で料理を作っている。家に居すぎる家族達の負担を減らすことためにも。
今まで何も考えていなかったが、映画・小説・漫画の世界にも、料理・食べ物・食材にまつわるものが多いことに、こんなことがあって、気がついた。これから、多くの人が自分なりに料理や食を考えるにあたり、その前提となる食べ物にまつわるマインドを学ぶためにも、映画含めたエンタメを紹介しておくのは意味のあることかもしれないと感じたので、この料理にまつわる映画・小説・漫画というカテゴリーの世界での面白い作品について、ことあるごとに紹介を含めて書いていこうと思っております。
今回は、その第1回目です。料理と映画・小説・漫画という分類の中での、日本の料理人についてです。『深夜食堂』の小林薫と『食堂かたつむり』の柴咲コウです。
深夜食堂
漫画からドラマから映画へ
そもそも、『深夜食堂』(しんやしょくどう)は、安倍夜郎による日本の漫画作品。
2006年10月に小学館発行の漫画雑誌『ビッグコミックオリジナル増刊』に読切一挙3話掲載で初登場してから、人気が出て、漫画がビックコミックオリジナルで連載、テレビドラマ化で更に人気というスパイラルしてきた新宿花園界隈にある深夜0時に開店するめし屋の物語だ。
料理人:小林薫
深夜食堂の人気が出たのには、主人公である料理人に小林薫を持ってきたことが多分一番大きいだろう。彼のそもそも持っていると思われる孤独さと不良さと一途さの三蜜特質がこの深夜食堂の主人公にピッタリ一致したことが一番の成果に違いない。ここで、このエンタメは勝負を決めたはずだ。
メニューは少ないが、言われたら作る主義。
人となりを認めた者(鬼島組長)であれば、偏見を持たずに接する様になる。口数は少ないものの、客の話はきちんと聞く。
心優しき料理人。輪廻転生を信じているようで、常連で白血病により他界した女の子の代わりに訪れた女の子に似た猫に、女の子が好きだった「ねこまんま」をあげて「おかえり」とつぶやくシーンもある。
昔ながらの心の飯屋
あなたは、今の行きつけでもいいし、心の中の思い出でもいいが、こんな昔ながらの飯屋を持っていますか?腕の良い料理人と集う人々の心地よさがある店を持っていますか?多分、持っている人と持っていない人では、金に換算できない幸せの何かが違ってくるかもしれませんね。
ドラマの毎回に出てくる料理の数々。
食堂かたつむり
小説から映画へ
この「食堂かたつむり」は小川糸の小説。それが、柴咲コウ主演で映画化されたもの。
料理人:柴咲コウ
料理レシピを読み、幸せになる料理人柴咲コウ。
食堂かたつむりのレシピ
お客様第1号となったクマさんのために作ったザクロカレー。
恋人になってもらいたい二人のために作ったジュテームスープ。
フルーツサンドイッチ。
NHKでも特集を組んだほどの、食堂かたつむりの「フルーツサンドイッチ」
自分で作った絵本のような料理レシピと豚の料理。
そんなこんなで、『食堂かたつむり』の料理は、とてもヘルシーで愛情に溢れて、心にキュンとくる温かいものでありました。
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