小説料理と映画(その3) 南極料理人。南極での食生活にはさまざまな知恵やヒントが詰まっていた。コロナ禍のこういう時代だからこそ、使える。南極という閉ざされた世界と人との接触を避けて極力家から出ないという世界は精神的に同じようなものかもしれない。 2021.03.05小説料理・食べ物・食材映画
ハードボイルドフィリップ・マーロウ①:その男、ハードボイルドにつき レイモンド・チャンドラーの探偵として有名な『フィリップ・マーロウ』。フィリップ・マーロウの影響が如何に凄いかについての第1回目。今回は、拘りと映画とドラマ編。拘りは、食事・コーヒー・オフィス。 2021.03.04ハードボイルドフィリップ・マーロウレイモンド・チャンドラー小説村上春樹
テッド・チャン顔の美醜について:テッド・チャン 人は顔の美醜を気にする。ブスとか美人とか価値判断をおこなってしまう。ルッキズム・外見判断の問題だ。誰かを美しいと思う時、自分の根源から派生しているのか。それとも、経験から得たものなのか。美とは何なのか。 2020.11.29テッド・チャン小説
1973年のピンボール1973年のピンボール 1973年のピンボールを再度読む。永い時間を置き過ぎた。昔サ―フェースな部分だけを見ていたのが良くわかった。村上春樹はそのテーマの深さをスタイリッシュな文章で隠していた。哀しい青春文学。過去との決別と救い。 2020.10.261973年のピンボール村上春樹
アフターダークアフターダーク:村上春樹の世界 村上春樹のアフターダーク。この小説は、ある日の真夜中から朝までの7時間を17の場面で描いたもの。気になる登場人物の観点とモノから、小説をみていこう。村上春樹流の現実を超えたパートと現実パートが絡み合うストーリーで、視点を変えた実験は成功したか? 2020.10.25アフターダーク小説村上春樹
女のいない男たち女のいない男たち:村上春樹MonoMania 村上春樹短編集の「女のいない男たち」。人間が再スタートするためには、本当にその時に傷つかなくてはならない。場合によれば、死ぬことも。「ドライブ・マイカー」と「イエスタディ」と「独立器官」と「木野」の4つを紹介。 2020.10.19女のいない男たち村上春樹
国境の南、太陽の西国境の南、太陽の西 Mono Mania 村上春樹の中期の「国境の南、太陽の西」という中編小説を小説に登場するMonoの角度から再構築してみよう。何かがわかるかな?ひとりの不完全な人間だと自覚する僕。現実的な小説。 2020.10.11国境の南、太陽の西小説村上春樹
海辺のカフカ海辺のカフカMonoMania 「海辺のカフカ」をモノから見直すと、人生が少しだけ分かってくる。この小説でも音楽の知識を披露している。シネマも。フランソワ・トリュフォーの映画の回顧上映2本立て。ここらへんに、村上春樹小説のモノマニアの良さがあるね。 2020.10.09海辺のカフカ
トニー滝谷トニー滝谷:村上春樹 夭逝した俳優達の孤独を凄く感じる。村上春樹のトニー滝谷。孤独だが孤独を感じることのない男。彼が孤独を感じたのは、ある娘を好きになり結婚し愛する妻を得て、失う不安を持ったから。彼女は死ぬ。幸福の意味。孤独と喪失の正体。 2020.10.07トニー滝谷宮沢りえ小説村上春樹磯崎憲一郎
1Q841Q84 MonoMania 青豆の話で始まる村上春樹の1Q84には、最初に一番印象的な音楽について語られる。特徴のあり過ぎる登場人物達。天吾。青豆。ふかえり。タマル。彼らに関わるモノを通じて、再度、この小説を読み返してみようではないか。 2020.10.051Q84村上春樹