1973年のピンボール 1973年のピンボール 1973年のピンボールを再度読む。永い時間を置き過ぎた。昔サ―フェースな部分だけを見ていたのが良くわかった。村上春樹はそのテーマの深さをスタイリッシュな文章で隠していた。哀しい青春文学。過去との決別と救い。 2020.10.26 1973年のピンボール村上春樹
アフターダーク アフターダーク:村上春樹の世界 村上春樹のアフターダーク。この小説は、ある日の真夜中から朝までの7時間を17の場面で描いたもの。気になる登場人物の観点とモノから、小説をみていこう。村上春樹流の現実を超えたパートと現実パートが絡み合うストーリーで、視点を変えた実験は成功したか? 2020.10.25 アフターダーク小説村上春樹
女のいない男たち 女のいない男たち:村上春樹MonoMania 村上春樹短編集の「女のいない男たち」。人間が再スタートするためには、本当にその時に傷つかなくてはならない。場合によれば、死ぬことも。「ドライブ・マイカー」と「イエスタディ」と「独立器官」と「木野」の4つを紹介。 2020.10.19 女のいない男たち村上春樹
ショートショート ここは大変だから ショート・ショート。『ここは大変だから』。ちょっとした、SF的な短編。情報の断絶で、人間の行動はどこまで冷静でいられるのだろうか? 2020.10.13 ショートショート
国境の南、太陽の西 国境の南、太陽の西 Mono Mania 村上春樹の中期の「国境の南、太陽の西」という中編小説を小説に登場するMonoの角度から再構築してみよう。何かがわかるかな?ひとりの不完全な人間だと自覚する僕。現実的な小説。 2020.10.11 国境の南、太陽の西小説村上春樹
海辺のカフカ 海辺のカフカMonoMania 「海辺のカフカ」をモノから見直すと、人生が少しだけ分かってくる。この小説でも音楽の知識を披露している。シネマも。フランソワ・トリュフォーの映画の回顧上映2本立て。ここらへんに、村上春樹小説のモノマニアの良さがあるね。 2020.10.09 海辺のカフカ
トニー滝谷 トニー滝谷:村上春樹 夭逝した俳優達の孤独を凄く感じる。村上春樹のトニー滝谷。孤独だが孤独を感じることのない男。彼が孤独を感じたのは、ある娘を好きになり結婚し愛する妻を得て、失う不安を持ったから。彼女は死ぬ。幸福の意味。孤独と喪失の正体。 2020.10.07 トニー滝谷宮沢りえ小説村上春樹磯崎憲一郎
1Q84 1Q84 MonoMania 青豆の話で始まる村上春樹の1Q84には、最初に一番印象的な音楽について語られる。特徴のあり過ぎる登場人物達。天吾。青豆。ふかえり。タマル。彼らに関わるモノを通じて、再度、この小説を読み返してみようではないか。 2020.10.05 1Q84村上春樹
風の歌を聴け 風の歌を聴け 小説は 1970年の 8月8日に始まり18日後 に終わる。僕と鼠は ジェイズバーでたくさんのビールを飲み、ピーナッツの殻をそこら中に撒き散らした。鼠の黒のフィアット600で大きな事故を起こしてから、僕らはずっと友達でいた。二人はジェイズバーで、ビールを飲み続ける。 2020.10.03 風の歌を聴け