僕は知っている:詠み人知らずの詩

詠み人知らずの詩

僕は知っている。とてもオソロシイことを。

その人の笑顔の向こうに、全く違うとても怖い顔がある。

僕は知っている。とてもホホエマシイなことを。

彼女は、誰も知らないうちに朝早く来て、皆の机や周りを綺麗にして静かに仕事に向かう。

僕は知っている。とてもフビョウドウなことを。

自分のことしか考えない人が偉そうにして、他人のために努力している人が頭を下げている。

僕は知っている。とてもステキナカゼガフクことを。

その人が、陽ざしの中を笑顔で歩いてくる。

僕は知っている。とてもカナシイことを。

多くの人が他の人の悪口を言い、他の人が他の人の悪口を言う。

僕は知っている。とてもアリガタイことを。

こんな僕なのに、何も言わずに、父さんも母さんも深く愛してくれる。

僕は知っている。とてもスガスガシイことを。

あの人は群れないのに、人を優しくみつめ、しっかりと前を見ている。

僕は知っている。とてもハズカシイことを。

その人達は職位の高い人に媚びへつらうのに、職位の低い人を無視する。

僕は知っている。とてもザンネンなことを。

知っている楽しいことを増やしたいのに、嫌なことが何故か増えていく。

僕は知っている。とてもダイジなことを。

僕の前を逝ってしまった人を忘れないなら、僕の中にその人は生きている。

僕は知っている。とてもダイジなことを。

僕が笑うと、その人も笑うことを。

コメント

タイトルとURLをコピーしました