タイムパラドックスと私

ある無名の人の詩。それなりに、心が痛む。何故か、切ない。だから、ここに残す。

2020年の秋はとても寒くて、ダウンジャケットを羽織ろうかと思って外に出たら、陽射しが温かった。それでも、人は通りに少なかった。人嫌いの私のなので、とても清々しかった。

1980年の秋はとても暑くて、ポロシャツ一枚で行こうかと思って外に出たら、存外、風は冷たかった。その上、街は浮かれるように朝から人通りが多かった。人の笑顔は好きだった。

1999年の秋はとても忙しくて、洋服を選んでいる暇もなかった。秋らしい何かを未だに想い出せない。ノストラダムスの預言や世紀末やパソコン問題で世間がざわついていた。

1989年の秋に子供が生まれた。自分の住んでいるところから遠くはなれた北のもう冬の病院でだ。顔も知らなかった。その子に自分なりに言葉をかけた。遊びをせんとや生まれけむ。

2030年の秋に戦争が起きた。大きな国と小さな国たちの集合体との戦いであった。徴兵制の問題が起きた。街の人通りは少しずつ少なくなって、軍人の歩く姿が増えた。

2010年の秋に2011年の初春から初秋にかけて大きな災害が海から山から来ることも予想できなかった。いつものように通勤してちょっとしたスリリングを味わい家族のいる家に帰った。

2033年の秋の戦争のただなかに、宇宙から多くの飛行物体が飛来した。理由がわからないが、地球の多くの平坦なところに居座った。戦争が休戦になった。彼らは最初何もしてこなかった。

2040年の秋に、人口がとても減った。多くの理由があったのだろうが、とにかく、死は当たり前になった。人は陸地の住める場所と海と地下と幾つかの適合すべき場所に分散した。

2050年の秋に。死を選ぶか。生を少しの期間長絶えるか。ロボトミーになるか。100年後まで凍結するか。選択を迫られた。国的な上部機関はロボトミーを推奨していた。

1970年の秋に、とても素敵な女の子に電車の中で出会えた。髪が少しだけ赤毛で瞳は大きくおでこが広かった。初めて胸がキュンとした。告白もしたが、振られた。100年後に出会えるなんて知らなかった。

ここで終わっている。うーむ。まだ、読み足りない。もう少し、詩が続いてくれたら。どうなっていくのかが解るのに。でも、詩って、皆まで言わないから詩なんだよね。ショウガナイ。

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