ハードボイルドを小説・映画・漫画から探す。
萬鐵五郎:ハードボイルド美術館
萬鉄五郎という画家。知っている人は少ないかもしれないが、明治・大正時代のアカデミックな画風が支配的であった日本洋画界に、当時の前衛絵画であったフォーヴィスムを導入した先駆者として彼の功績は大きい。そして、彼の孤独な内面をえぐる作品を少しだけでも観賞しようではないか。
熊谷守一:ハードボイルド美術館
最高!!孤高の天才仙人。画家の熊谷守一。面と線だけで構成された独特な画風による作品は、現在も高い評価を得ている。晩年は、ほとんど、抽象画。映画は良かったな。山崎努と樹木希林とモリの家。
エドワード・ホッパー=ハードボイルド美術館
エドワード・ホッパーはアメリカの有名な画家だ。そして、彼の絵は、そのテーマに、タッチに、光の具合に、ハードボイルドなものが潜んでいると俺は勝手に思っている。この画家の孤独の深淵を覗けるかもしれない。渋すぎる。
バルテュス:ハードボイルド美術館
「二十世紀最後の巨匠」と言われる画家バルテュス。彼の絵画について、このハードボイルド美術館で観ていってみようではないか。
田中一村:ハードボイルド美術館
奄美大島のゴーギャン。田中一村に触れる。孤高の天才画家。生涯最後の絵を描くため50歳で奄美に渡り、無名のまま69歳で亡くなった。
ハードボイルドの心
ハードボイルドの心とはいったい何だろうか。タフさか、優しさか、正義感か。ルールは何だろうか?そのルールを、揺らぐことなく、忠実に守り通しているだろうか?ハードボイルドな心と俺。
マネーとハードボイルド
金(マネー)が関係するから、事件が起きて、そして、ハードボイルドにもなる。「ロング・グッドバイ」と原尞の「そして夜は甦る」。フィリップ・マーローと探偵沢崎。金が絡んでも、クールだ。
食事とハードボイルド
レイモンド・チャンドラーの小説。フィリップ・マーロウの食事を追いかけていくと、男の食卓ってなものを考えざるを得ない。ハードでタフで皮肉屋の男には、シンプルで簡単に出来る定番の料理があれば良いのだ。
ハードボイルドとコーヒー②:マーロウと片岡義男
ハードボイルドの代表フィリップ・マーロウは、果たして、珈琲を飲むのだろうか?バーボン・スコッチ以外に。片岡義男のエッセイで綴るフィリップ・マーロウと古き良き時代のアメリカ。
フィリップ・マーロウ②:その男、センチメンタルにつき
フィリップ・マーロウはセンチメンタルな男である。自分が大した男でないことを自覚し等身大のそのままの人間であることを止めない強さ。だが、クールなくせにどこか優しい。ハードボイルドの手本だが、捉えどころがない。難しい男なのである。
鮎川信夫:ハードボイルド詩集館
戦後現代詩にとって、一番重要な人物と言われる『鮎川信夫』。鮎川信夫という詩人。本当に、ハードボイルドだったかもしれない。元軍人で死線を超えて戻ってきた男。まるで、トム・クルーズの映画『アウトロー』の主人公である「ジャック・リーチャー」みたいじゃないか。
青木繁:ハードボイルド美術館
青木繁という画家。洋画で、日本神話を描いた画家ということになるだろうか?それとも、夭逝した天才画家か。しかし、その絵はダイナミックに迫力のあるものが多い。