Richard Estes
リチャード・エステスはニューヨークを描く。
ディテールゆたかに、カラー写真と間違えるような絵を仕立てていく。
リチャード・エステスはスーパー・リアリズムの画家と単純に言われる。しかし、エステスのリアリズムはその範疇を超えている。
平凡な現実というものを非常にリアリスティックな筆づかいによって、ファンタジーまでたかめているからだ。エステスは自分の方から、どこにでも転がっている風景を彼独特の反応で絵を描いているのだ。明らかに。
ハードボイルド展覧会
写真ではないですよ。彼の好きな構図の自動車に反射する街並みです。
油絵なんですよ、これは。
とにかく、彼の一番好きなものは都市で、それもガラスに反射する街並みだ。
何度も言いますが、写真ではないですよ。くれぐれもお間違いなきように。
少しは、油絵に見えてきましたか?
地下鉄ですよね。絵画の。光をどうして、こんなに上手く描けるのだろう?
ようやく、筆で描いたものに近くなってきたかな。
俺の大好きなワーゲンビートル。光を捉えることが出来る人こそ、画家。
写真を超えたニューヨークの風景画。
得意のCar Reflection。
彼のフィールドは、一貫して、都市の現代。
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