別のどこかで:解明できない哲学的疑問

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死んだら、どうなるのかと誰も考える。小さなところから大きなところまで、死の向こう側を考えることで、人類の歴史は成り立っていたと考えても良い部分があるとも言える。その最たるものは、宗教であろう。神を崇め、天国と地獄を作り出し、平安と不安を呼び起こし、心の中に入っていくのは、実は、生と死という現象を捉えきれないというジレンマから未だに脱却できないところにあるのだ。こういう視点もあるということなのである。

物理的で生物である存在の人間にとって、客観的な体の構造の中の極小の細胞以下の電子レベルの自分の一部から大きな骨や皮膚や臓器や髪の一部までの構造物が醸し出す意識というレベルの不思議なものは一体何なのかと考えてしまうこともある。このような考えても結論や答えにたどり着けない世界が、これほど高度に発達したであろうと思われる今でも、自分の前に厳然として存在している。そういうことを堂々巡りの中で考えることがある。貴方にも、そういうことはないか?

昨今観たテレビドラマで、『シグナル: 長期未解決事件捜査班』は、その手の自分でも解らないタイムパラドックスを逆手に取ったストーリーで、ナカナカ面白かったのである。無線機を通じて、現在と過去の刑事が連絡を取り合い、不正と悪に立ち向かっていくストーリーだ。

そこには、死と生の問題が常に起き上がってきて、それなりのインパクトを私達に与えてくれるのだ。面白いのである。何故か、面白いのである。そして、その究極の選択キイは「過去は変えられる」というところに持って行こうとまでしていた。タイムマシン系の話では、過去を変えてしまうと、現在に大変なことが起きてしまうということであったが、これは、そこまでの揺らぎを起こさない世界もあり得るという観点に立つのである。

次元と時限を超えることが出来るかという観点からすると、こんなことは、今の現状ではあり得ないこともしれない。しかし、本当にそうだろうか?自分が別に存在するのではないかという次元も存在するのではないか。そこで、アメリカのドラマでは、J.J.エイブラムス製作の『フリンジ』とかに見られるように、そういう別次元世界が存在するのを前提のストーリーが創出されている。このドラマも、結構、科学サスペンスなのである。

だから、多くのエンタメにおいて、かなり科学的な見地からの面白いドラマや映画が製作されている。漫画やアニメの世界でも同じである。決して、常識的にあり得ないと考えてはいけないのではないだろうか?これからは。今までは死の向こう側に何があるのかを科学的には把握できないと我々は思っているが、実は科学的に把握ができるのでのかもしれないという境界線まで意外と来ているのかもしれない。意識を把握することは出来ないと思っているかもしれないが、実は違うのかもしれない。科学的に、意識を把握することもできるような世界に辿り着いてきているのかもしれない。

過去と未来の交錯、死の向こう側に何があるか、意識と肉体は分離されるのか。次元の違う世界があるのか、そこでは別の自分が存在しているのか。考えてみたら、そういうことを質問すること自体が無意味で科学的にあり得なく分からなくて当たり前であるとしてきたことが本当にそうだろうか、と疑問を呈してもおかしくない世界になってきていることを私達は気づかなくてはならない。科学はそこにアプローチしてきたのである。


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そして、ソウルメイトに関しても、色々な意見がある。そして、それを科学的に解明しようとしている人達もいるのだ。輪廻転生を決して創造の世界ではないとするスタンスでそれは実際に起きていることだと信じている人間たちがいる。

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