ハードボイルドを小説・映画・漫画から探す。

食事とハードボイルド
レイモンド・チャンドラーの小説。フィリップ・マーロウの食事を追いかけていくと、男の食卓ってなものを考えざるを得ない。ハードでタフで皮肉屋の男には、シンプルで簡単に出来る定番の料理があれば良いのだ。

ハードボイルドとコーヒー②:マーロウと片岡義男
ハードボイルドの代表フィリップ・マーロウは、果たして、珈琲を飲むのだろうか?バーボン・スコッチ以外に。片岡義男のエッセイで綴るフィリップ・マーロウと古き良き時代のアメリカ。

フィリップ・マーロウ②:その男、センチメンタルにつき
フィリップ・マーロウはセンチメンタルな男である。自分が大した男でないことを自覚し等身大のそのままの人間であることを止めない強さ。だが、クールなくせにどこか優しい。ハードボイルドの手本だが、捉えどころがない。難しい男なのである。

鮎川信夫:ハードボイルド詩集館
戦後現代詩にとって、一番重要な人物と言われる『鮎川信夫』。鮎川信夫という詩人。本当に、ハードボイルドだったかもしれない。元軍人で死線を超えて戻ってきた男。まるで、トム・クルーズの映画『アウトロー』の主人公である「ジャック・リーチャー」みたいじゃないか。

青木繁:ハードボイルド美術館
青木繁という画家。洋画で、日本神話を描いた画家ということになるだろうか?それとも、夭逝した天才画家か。しかし、その絵はダイナミックに迫力のあるものが多い。

田村隆一:ハードボイルド詩人館
ハードボイルドの詩人と言ったら、この人をおいて居ないだろう。田村隆一。クールでハードボイルドな固いかたまりのような詩が多い。そして、いつも死が後ろにあって、皮膚や心を痛めつけている感じだ。

レオン MonoMax
レオンは不朽の名作映画。このレオンの映画に出てきたグッズを探してみよう。ジャン・レノとナタリー・ポートマンの姿が目に浮かぶ。

バルテュス:ハードボイルド美術館
「二十世紀最後の巨匠」と言われる画家バルテュス。彼の絵画について、このハードボイルド美術館で観ていってみようではないか。

萬鐵五郎:ハードボイルド美術館
萬鉄五郎という画家。知っている人は少ないかもしれないが、明治・大正時代のアカデミックな画風が支配的であった日本洋画界に、当時の前衛絵画であったフォーヴィスムを導入した先駆者として彼の功績は大きい。そして、彼の孤独な内面をえぐる作品を少しだけでも観賞しようではないか。

ハードボイルドの心
ハードボイルドの心とはいったい何だろうか。心の中心にあるのは、タフさか、優しさか、正義感か。自分の持つルールは何だろうか?自分はそのルールを、揺らぐことなく、忠実に守り通しているだろうか?そこにこそ、ハードボイルドな心があるような気がするね。